こんにちは!

水やジュースよりも、お茶をいつも飲んでいる私ですが、(お酒は別枠です(笑))地元十和に帰ってきて始めて「しまんと緑茶」を知りました。しまんと緑茶は苦みの中に、ほどよく優しい甘みを感じることができ、今ではすっかり虜となりました!

地元イチオシのお茶を皆さんに知っていただき、試していただけたらうれしいです。

「じつは茶処、しまんと緑茶」

四万十といえばと聞かれると、おそらく「鮎」や「川エビ」が真っ先に浮かびますが、じつはここ四万十はお茶の生産も盛んです。みなさん知っていましたか?

山間の斜面に茶畑が段々にあり、そこから四万十川が望めます。川、山、空のコントラストが美しいこの地域で作るお茶は手摘み、手刈りで収穫されます。なぜ今も手摘み、手刈りなのか・・・。それは四万十の茶畑が傾斜地にあり、大型の機械が入れないから。そのためほどんとのお茶の収穫が手摘み、手刈りで行われます。

四万十のお茶の魅力について、広井茶生産組合代表、岡峯久雄さんにお話を伺いました!

人の手で手間を掛けて収穫されるので、古い葉が入りません。これが四万十のお茶の繊細な味につながります。そして今では珍しい「一芯三葉」(いっしんさんよう)という摘み方を行っております。

一芯三葉とは?

お茶の先端の「芯」とその下の「三枚の葉」を指します。若く、柔らかい新芽のみを手摘みで収穫したものは、「荒茶」として販売されました。じっくり蓄えた旨味や甘みが詰まっています。

今年は4月16日からお茶摘みが始まりました。私も久しぶりにお茶摘みしましたが、この感覚は楽しいですね!慣れているおばちゃんたちは手の動きが分からないくらい素早く、籠をあっという間に茶葉で埋めていきます。これがプロの動きか・・・!!と驚きながらお手伝いさせて頂きました。

なぜここで?四万十がお茶づくりに恵まれているわけ

良いお茶が育つためにはいくつかの条件があります。

まずは「霧」(きり)です。お茶は霜(しも)により葉が凍ってしまうと、最もおいしい新芽が枯れ、お茶の品質が極端に落ちてしまいます。しかし四万十の茶畑は適度に寒暖差があり、霧が発生しやすい場所です。霜による被害が少なく良質なお茶を育てるにはとても適した土地です。

もうひとつは土地の「水はけの良さ」もポイントです。

お茶の木は水はけが悪くジメジメした土地では、うまく育ちません。四万十川を囲うように傾斜のある山々。そのため水はけもよく、お茶の木に負担をかけずに育てることが出来ます。

お茶を作り始めて40年。

広井茶生産組合、代表の茶ボスこと岡峯久雄さん。お茶を作り始めて40数年程たったそうです。今回お話を伺うなかで、今まで聞いたことのない小話も教えて頂きました!

始めは広井茶生産組合は任意の組合としてスタートしました。それが法人に変わったきっかけは、少しずつ売れていた茶葉が、段々と生産量と需要が上がってきたから。第二工場を作ることになり、当時農協の組合長をされていた久雄さんのおじいさんに、「2年くらい静岡でお茶の勉強してみんかえ?」と提案されたそう。その時すでに就職先が決まっていた久雄さんですがそちらをやめて、2年静岡で勉強をする事を選びました。

「俺のうえには姉が居るがやけど、おじいは茶畑はどっちが継いでもかまん(良い)って言いよったがよ。けんど、俺が継がんといかんやろうという気持ちやったき、2年行って勉強することにしたがよ。」

ーー高校卒業のくらいの年齢やと、都会に行って暮らすことが憧れやったりすると思うけど、そんなことは無かったんですか?

「あんまり無かったねぇ。都会のせわしい(忙しい)雰囲気とか、町並みがきれいでもみんな下見て歩きよるような感じがするき苦手やったんやろうね。ここ(十和)の方が好きやったき。」

そう話す久雄さんはとても朗らか。四万十らしいゆったりとした空気を感じました。

2年勉強のあと、十和に帰ってきた後に第二工場の工場長に。この時の販売は茶葉を全農(全国農業協同組合連合会)に委託をしていました。

「昔は十和では養蚕もやりよったがやけど、それをを切り替える時にお茶畑にする農家さんが多くて・・・。やきお茶の生産が増えていったがやけど、それだけ忙しかったがよ。朝を知らせるためにニワトリが鳴くろう?その声を茶工場で聞きよったわ~。1週間とか十日くらいそんな日があったかなぁ。」

昔は若かったきできたけど、今はもう出来ん、と久雄さんは言います。

他にも、雨が降るとお茶摘みは延期になるため、朝方の雨を心待ちにすることもあったそう・・・。(笑)収穫やら製造が大変だけどそれだけお茶が売れていた時期だったそうで、やらないけんと自分を鼓舞してやってきました。

経済の低迷などを経て、だんだんと高いお茶を買う人が少なくなってきた所で、小売り販売も始めていきました。カート缶でのしまんと緑茶の販売から、持ち運びに特化したペットボトルへと移り変わっていく中で、生産現場や生産者の背景を伝えるようなデザインにも注力していきました。

Newデザインはだんだん畑

今年の春に、しまんと緑茶、しまんとほうじ茶のパッケージがリニューアルしました!梅原真さんにデザインをしていただきしまんとの風景が思い浮かぶようなデザインです。

「しまんと流域の自然風土」をイメージしたデザインですが、何を表すか分かりますでしょうか?栗や椎茸、茶葉、草木がだんだん畑のようにデザインされています。ボトル下部には四万十川のシルエットが。

この川のシルエットですが、しまんと紅茶のペットボトルと同じものを使用しており、3種類の統一を出しています。
※お茶の味わいに変わりはありません。

良い茶葉を使う。だからおいしい

お茶にとって良い環境や条件がそろっている四万十でも、毎年の気候によって茶葉の状態は同じではありません。お茶の状態や選別には長年培われてきた目や、感覚が大事になります。それにより丁寧に選別し、毎回蒸し方などの工程を変えながら四万十のお茶は作られます。

厳選された茶葉を使い、お茶の旨味、甘みをペットボトルに閉じ込めました。四万十自慢のお茶をいつでも、どこでも楽しめます。ぜひ、職場に、お出かけにこのボトルを連れて行ってください!

お客様からの声

◆パッケージデザインがシンプルで素敵。オフィスにわざと持っていったら、注目を浴びちゃいました。何より東京で四万十町のお茶を飲んでいる安心感と幸せ感!!

◆しまんと紅茶からはまり、緑茶を飲んで完璧にはまってしまいました。それ以来、他のペットボトルのお茶は飲めなくなりました。(しまんと緑茶)

◆以前、高知に行ったときに飲んだしまんと茶の味が忘れられず取り寄せました。焙茶は、淹れたてをそのままボル詰めしたような美味しさでクセになります。また継続して注文します。(しまんとほうじ茶)

◆お茶感覚ですっきりしてます。砂糖が入ってないので非常にいいです。(しまんと紅茶)

お茶を楽しむ

緑茶やほうじ茶は、夏は冷やしてゴクゴク飲んでいる私ですが、正直毎日飲んでも飽きないですね。自動販売機で売っているお茶も美味しいのですが、この緑茶、ほうじ茶の味を知ってしまってからは、お出かけ先でも売っていたら一番に手にするほど気に入っています!

緑茶、ほうじ茶もよいですが、ここで登場しまんと紅茶。
しまんと紅茶はスイーツにピッタリって知ってましたか?

ついつい珈琲を合わせてしまいがちですが、甘~いスイーツを食べた後に紅茶ですっきりお口直しが出来ます。珈琲の苦みも良いですが、優しいしまんと紅茶の自然な甘みにハマる方が多い印象です!

純しまんと産の「和紅茶」の製造のこだわりは、お茶の揉み加減や発酵の時間を、【人の五感】で調節する、昔ながらの製法で作っていること。天候や茶葉の状態などを目でみて作業に変化を加えています。

根気と時間をかけた分、無糖で飲んでも自然の甘さを感じる仕上がりです。「紅茶って苦手なのよね・・・」そんな方にこそ、ぜひ飲んでいただきたいです!!

手間ひまかかったしまんと緑茶・ほうじ茶・紅茶のお茶の味をゆっくりと味わいながら、ほっと一息する時間を楽しんでいただけたら嬉しいです!