こんにちは。四万十に移住して5年目、自分で改装・リノベーションしたゲストハウスを運営するかたわら、地域コンテンツ制作などの仕事をしている石井です!

今回は四万十に観光で訪れた際には最初に立ち寄っていただきたい「道の駅あぐり窪川」で生産・販売されている商品が、どんな思いで作られているのかをインタビューしてきました。

四万十町の道の駅「あぐり窪川」

四万十の豊富な食材に出会う

高知市内から高速道路を西へ40分ほど車で走らせた先に、四万十町の窪川地域は見えてきます。太平洋や南国のイメージが強い高知県ですが、一歩内陸に入ると山ばかり。

窪川地域はそんな山の中にある台地状の場所にあります。

昔から窪川地域は米や畜産などで高知県の中でも主要な生産地となっており、特に養豚は県内で飼育頭数1位。

他にも生姜やニラの生産地としても有名で、そのどれもが県外でも高い評価を受け、食材の宝庫ともいえる地域となっています。そんな農業王国である窪川地域の食材が集まり、地元の食材を使った商品を企画・販売しているのが「道の駅あぐり窪川」です。

県内外から毎年30万人が訪れるあぐり窪川の2大人気商品はなんといっても「豚まん」と「アイスクリーム」。

豚まんは発売開始から累計で680万個を販売しており、多い時には一日に2200個以上も売り上げる大人気商品となっています。これまでは主に観光客向けの商品を販売してきたあぐり窪川ですが、ふるさと納税がきっかけとなり、日本全国から注目が集まるようになりました。

今回お話を伺ったのは営業課課長の中平慎司さん。地域の食材に対する強い思いを語っていただきました。

四万十のおいしさを全国に届けたい

—あぐり窪川の商品は、どんな思いで作られているのでしょうか。

「四万十町には高品質な食材がありますが、それを加工して販売まで行える場所は多くありません。あぐり窪川では積極的に地域の食材を使うことで、少しでも生産者さんに還元できるよう、商品の開発や販売を行っています」

四万十町の産業構造は、1次産業が特に大きく、2次産業や3次産業はあまり大きな産業とは言えませんでした。 しかし、20年前よりあぐり窪川が新しい取り組みとして、地域の食材を使った商品開発に乗り出したのです。

「地域の美味しい食材を沢山のお客様にどうすれば提供できるかを第一に考えゆうがです」

例えば夏の人気商品あぐり窪川のアイスクリームは、町内の酪農農家から生乳(加熱処理していない牛乳)を仕入れ、厳しい衛生管理の下で低温殺菌したものを使用するため、牛乳本来の味やコクを楽しむことができるとのこと。

この製法で作られたアイスクリームを食べることができるのは、高知県内はあぐり窪川だけで、四国でも数件程度だということです。

また、フレーバーにもこだわっていて、「塩ミルク」「緑茶」「生姜」などのフレーバーは地域産の素材を使用しており、四万十ならではの味を楽しむことができます。

地域に密着した環境だからこそ、四万十の食材の鮮度や味をそのまま詰め込んだ商品を作ることができる。 地域ならではの味を楽しんで欲しいという気持ちが、形になっているというわけです。

あぐり窪川名物の「具だくさん豚まん」

あぐり窪川が販売している商品の中でも、アイスクリームと並んで人気なのは、自社で生産している「具だくさん豚まん」。

地域の養豚業者さんから食肉として出荷する際に余らせてしまっていたウデ肉を使った商品を作れないか、という依頼をきっかけに開発がスタート。フードプロデューサーの大原一郎さんのアドバイスのもと、商品化されました。

あぐり窪川の開業当初から販売を続けている大人気商品で、今までの累計販売数は680万個となっています。

2020年には新たに加工施設が移設し、本格的に全国へと販売できる体制が整ってきているとのことなので、今回はそのできたての加工施設にもお邪魔してきました。

お話を聞かせていただいたのは加工課課長の坂本公進さん。

「あぐり窪川の豚まんに使われている餡の主な材料は、四万十町産の豚肉、高知県産のたけのこ、国産の玉ねぎを使用しています。また、一般的な豚まんよりも具材がぎっしり入っていて、ボリュームでも大変好評をいただいています」

場内には最新の調理設備設備が導入されており、国際的な総合衛生管理手法であるHACCP認証と同程度の基準で衛生管理をする高知県版HACCPステージ3を取得し、安心と安全をお届けすることができるような体制を維持しているそうです。

「基本的な流れは野菜や食肉を下処理、調理をしたあとスチーマーで蒸したものを急速冷凍することで、できたての味を届けられるようになっています」

四万十町の豚肉は飼料にこだわり、四万十ポークというブランドで販売されています。中でも町内で生産された米を飼料に育てられた豚は米豚と呼ばれ、一般的な豚肉に比べて脂に香りと甘みがあり、柔らかい肉質が特徴。

品質の高いお肉だからこそ、豚まんにしても豚肉の味をしっかりと感じられるため、塩や調味料を抑えてもしっかりとしたおいしさを出すことができるのだそうです。

「一般に売られている豚まんはおやつや軽食といったイメージが強いですが、あぐり窪川の豚まんはボリュームもあるので朝食や昼食としても食べていただけます」

高知県では定番になり、四国の中でも徐々に浸透してきたあぐり窪川の具だくさん肉まん。今後について中平さんに伺うと、生産・流通体制も整ってきたので、四万十ポークの美味しさを全国に届けるため、これからも頑張っていきたい。と熱く語ってくれました。

四万十町の味がギュッと詰まっている大人気の豚まん。生産者とあぐり窪川の思いのこもった商品たち。ぜひ一度お手にとってみてください。

四万十でまちゆうきね!!

【累計販売数680万個以上!】 あぐり窪川の具だくさん豚まん
【累計販売数680万個以上!】 あぐり窪川の具だくさん豚まん