定年後の楽しみに始めたブルーベリーにやみつきに!工夫がいっぱいの【無農薬栽培ブルーベリー】

みなさんこんにちは!
「ブルーベリーの摘み採り体験」と「ブルーベリージャム作り体験」を行っている松元 昭夫さん。以前からその存在を知ってはいるのですが、行ったことのなかったライター芝が、突撃してきました!
雄大に流れる四万十川を一望できる、四万十町十和地域、小野地区。小野の細い小道を上へと登っていくと、「こいのぼりの里 ブルーベリー農園」の看板があります。
紫色の宝石 ブルーベリー
松元さんの管理する農園は4つ。今回お邪魔したのは、松元さん家用に楽しむために植えてあるブルーベリー畑。5月後半に実がなる品種のブルーベリーでした。
農園の中には、木のチップが敷き詰められており、踏みしめるとふわふわとしています。「なんで木のチップなのですか??」と疑問をぶつけてみたところ、土のままよりも草が生えにくくなるんだとか!もし生えても、手で簡単にスポスポ抜けるので草引きがとても楽ちんなのだそう。この工夫によりこの農園では農薬を使用していないそう。
なるべく手間がかからないようにと、松元さんが考えた工夫のひとつです!
均等に植えられたブルーベリーの木は、一部まだ成長途中の小さいものもありました。
「なかなか育たんかったき植え替えた木もあるけんど、他の木は熟してきたで~」
1つ1つの木は思ったよりも折れそうなほど細いのですが、その枝の先にはたわわに実る宝石が・・・!
実際に実っている様子を見るのが始めてだった私は感動しました!
枝の先にぽこぽこと実っている様子は、なんだか可愛らしいですね。ひと枝に実った実の中には、黄緑色の実の中に紫色になった実がところどころできています。
「収穫できるくらいになったと伺っちょったけど、全部の実が収穫できるわけじゃないんですね。」
「そやね~、同じ木の枝でも実り具合には差があるもんやね。実の色が紫色になったやつが収穫できるで!」
そう言いながら、両手いっぱいのブルーベリーを私に差し出す松元さん(笑)
「はいこれ持って帰りや~」
なんて言いながら袋にもりもり入れてくれました!サービスがすごい!
家で食べる分無くなるで!って言っても笑いながら入れてくれて、ありがたく事務所へのおみやげができました。
いただいた大粒のブルーベリーに感動していた私ですが、もっと大きい実がなる時もあるのだとか!松元さんいわく、「500円玉」くらいにまで大きくなった物もあったんですって!
※すべての実がそうなるわけではありません。
宝石を守るための工夫
ふるさと納税寄付サイトのひとつ、ふるさとチョイスでとても人気の返礼品である、松元さんの冷凍ブルーベリー。昨年は収穫量がとても少なく、苦労されていました。
その理由は「鳥」。
例年農園の獣害対策として、周りの囲いのみだったのですが、昨年は花が咲く時期にヒヨドリによる被害が出てしまいました。
「20匹くらいが木にたかって花を落としてしまうもんやき、実が生らんかったがよ」
その教訓を活かし、今年は畑の四方だけではなく上もネットで囲って対策。そのおかげもあり、鳥による被害は今の所はありません。しかし鳥の次はハクビシンがネットを破ってはいってくるそうです。自然の多い地域は畑の苦労は尽きませんね・・・。

ハクビシンに破られたネットを直す松元さん。
こんなにやみつきになるとは思わんかった!
「松元さんはなんでブルーベリーの栽培を始めたが?」
「きっかけは自分の定年後の楽しみにするために始めたがよ。なんも楽しみが無かったら生き甲斐がないろう?やき始めたけんど、こんなにブルーベリーにやみつきになるとは思わんかったわ(笑)」
「何もせずに過ごしていてはボケてしまうから」と、何かを始めたかった松元さん。そこで目を付けたのがブルーベリーでした。
ブルーベリーの木は比較的、木の手入れに手があまりかからないのだそう。消毒もほとんどいらない、木自体も大きくはならないので、定年後でも世話ができると考えました。
また、畑の持ち主さんから「畑が草も生えてボーボーや。なんとかならんか。」と相談を受けたこともあり、場所を確保できたことも農園を始めることに繋がりました。農作放棄地や使われなくなった畑の再利用ができているなんて素晴らしいですね!
ただ自分の定年後の楽しみの為に始めたことですが、今では摘み採り体験ができるようになり、お客様の楽しむ様子に、松元さん自身がすっかりブルーベリーの虜に!とても楽しそうにお話する姿に、こちらも嬉しくなります。
そんなお話を聞きながら、まあ食べやと渡されたブルーベリーをもぐもぐ。
甘さの中にある少しの酸味にやみつきになります!
松元さんオススメの食べ方は、三粒まとめて食べること。口の中いっぱいに味わうことが出来て良いのだそう!また、たまにあるすっぱい実もこの食べ方なら気にならないのでお気に入りなのだそうです。
摘み採り体験以外にも、小粒のブルーベリーを使ってジャムづくり体験も行っています。
今から夏場にかけて収穫されるブルーベリー。ふるさと納税では、冷凍されてお届けします。冷凍のまま他の野菜やフルーツと一緒にスムージーにしたり、お菓子に使ったり。もちろん!そのまま食べても良いですね。
ぜひ四万十川のふもとで育ったブルーベリーをお楽しみください!