こんにちは!
四万十ドラマスタッフ芝が、窪川地区で家具や、おもちゃなどの木工製品を専門に制作している、【リトルエメラルド】川崎さんにお話を伺ってきました!

ご出身は神戸。始めは会社員として働いていらした川崎さんですが、仕事が自分には合わないなと感じていたそうです。そこで興味のあった農業を始めてみようと思い至りました。全国様々な場所を探して川崎さんにヒットしたのがここ高知県でした。

移住後は農業に関して色々と勉強を始めましたが、どうにもしっくりこなかったそうです。そして次に目を向けたのが林業。
もともと木が好きだった川崎さん。林業を始めて山師の方から色々なことを教わっているうちに、

「木ってこんなに種類があるんだ!」

とまた一層木が好きになりました。
そうして林業にのめり込んでいたそうですが、自身のご病気やケガなどで林業が続けられなくなり、そんな時に「自分が木で物を作ってやってみよう!」と奮起したのが6年前。

奥様のお父様が建具屋さんで、器用になんでも作れる方。
そんな人になりたいなという憧れもあり、取り組みはじめました。

苦手なんて飛び越える!楽しい気持ち。

「でも僕自身は器用じゃないんですよ。じつは物づくり得意じゃない(笑)」

こんなに細かい細工の物を作っているのだからすごく器用な人なんやろなぁ・・・!と思っていた私だったので大変驚きました!

「でも好きになったら、得意じゃないとか関係なくなってね。」

器用じゃないとか、得意じゃないとか、そんなことは好きになったら飛び越えていってしまう。のめり込んでしまうくらい、川崎さんは本当に木が好きなんだなあと感じました。

こんなに細かい細工をはじめたきっかけ

川崎さんが衝撃を受けたことがあったそうです。
たまたま四万十町に来ていてお話を聞いた、「山村クラフト」著書の時松辰夫さん。
(時松さんはクラフトデザイナー。木工のお椀やスプーンを作っているデザイナーです。)

「1本の木を15万、20万にすることを考えなさい」

木の種類や質によっては、扱いにくい木もあるそうですが、その先生は様々な方法で加工し使える物にしていくそうです!当時川崎さんは先生に衝撃を受け、それ以降木材の加工の際によく考えるようになり、

「ただ単にヒノキを売るだけでなく、もっと細かく手をかけてみよう」

と思ったきっかけになったそうです。

手づくり家具は世に沢山出回っています。
おもちゃも沢山あるけれど、シンプルなデザインのものが多いと気づきました。子どものおもちゃだけど、それだけではなく「インテリアとしても飾れるような、より良いものが欲しい。」と思う方たちに自分のつくるおもちゃを届けたい。ここが川崎さんの原点です。

人間のように木にも「個性」がある。 

いろいろなものを作る中、「なんで自分はこの形にしたいんだろう?」とそんなことを考えるようになった川崎さん。

「この地域にヒノキだけしかなければ自分はそこまで思わなかったですね。」

それは人間のように木にも個性があるということに気づいたためでした。
色、硬さ、木目や質感の違い。それらをうまく活かしてどうにか「形」にしたい!
どうすればこの形にできるだろう?という思いがあるのだそう。

面白い考え方だなぁと感じました!
普通ならまずこの形を作るぞ!と完成のイメージ、作りたい形のイメージから始まり、木材探しとなると思いますが、川崎さんは様々な木の材質、色、木目などからインスピレーションを受け、どんなものにできるかな?と考えているようです。そんな姿になんだか料理をしているみたいだな~!なんて思った芝でした。

改めて制作したおもちゃ達を見せてもらいました!

きれいにヤスリがけされ、すべすべで手触りの良いのパーツたちはどれも木の雰囲気が違います。木目の細かいものもあれば、模様のようで面白いものもあり、大人が見てもその美しさに関心します。木材の個性を活かしたいという思いが見えてきますね!

家具を作ることもできるそうですが、作業スペースをご自宅に構えている為、広い置き場所が現在ありません。本当は作りたいのは山々だそうですが、それをぎゅっと抑えてまずは娘さんの机から始めていこうかと思っているそうです。

川崎さんの作るおもちゃ達は、 ちいさいお子さまへのプレゼントとして購入されることが多く、角をとり、丁寧にヤスリがけされているため手触りも滑らか。なにより木材で作られているため、小さいころから木に親しみをもつきっかけ作りにもなりそうです。デザインも良いし色合いも落ち着いた感じなので、お部屋のインテリアとして置いてもいいな・・・と思う芝でした。

川崎さんのお子さまが2歳の時の誕生日プレゼントには、試作のヤイロ号の原型をプレゼントされたそうです。手触りの優しいこのおもちゃで遊びながら、四万十の木とのふれあいを楽しめます。

おもちゃ作りを通して、人と木(自然)と向き合っていきます。

「林業からこの道に入り、現在では四万十の木の面白さや美しさをおもちゃで表現しています。四万十町で生きていく(生活していく)ためにどうしていくかを考えながら、何とかやっていけてます。」

 

「人が欲しいものを考えて、より良いものをデザインしていきたいと思います。色々な人とも関わって作っていきたいですね。

オーダー製品などは自分のこだわりもバランスよくブレンドさせて、より良いものを作っていきたいです。今後はおもちゃ以外も広げていきたいですね!木を使ってよりよいクオリティライフを送ることが目標です!」

私はここ四万十に住んでいるのであまり珍しくはないのですが、都会では木に触れる機会などは少ないと思います。子どもたちに木に触れる機会を多くしたいと思う方や、四万十の木工製品のインテリアをお探しの方などにオススメのおもちゃですね!

2020年 グッド・トイ賞 受賞

 

2020年のGOOD TOY賞をリトルエメラルドのしまんと急行「ヤイロ号」が受賞しました!

 

グッド・トイとは?

遊びのスペシャリストの投票で決まるおもちゃの賞制度です。人は遊びを通して五感を磨き、コミュニケーション能力を養い、夢を育てます。よいおもちゃ=グッド・トイとは、その手助けができるおもちゃの事です。

自分で遊びや楽しみを発見しながら思いっきり遊んだ人は、感じる力、考える力、チャレンジする力をもった、人生を楽しめる人になるでしょう。

そんな人がもっともっと増えてほしいという願いを込めて、全国の「おもちゃコンサルタント」は、グッド・トイを選び続けています。
(引用:GOOD TOY AWARD 2020)

そんな賞を受賞したこのヤイロ号は、四万十川流域の13樹種の材を使って作られています。貨物車にはキノコ型のコマや木の車、組合せによって様々な形を作ることが出来るドットキューブが積み込まれており、それぞれの遊びを楽しむことが出来るおもちゃです。

またインテリアとしても飾っておけるので、子どもが大きくなってもお家をあたたかく彩ります。こだわりの木製おもちゃをお探しの方に手に取っていただきたいです。

おまけ

ご自宅を改装中の川崎さん。
ある程度のことは自分で出来るそうですが、大工さんの作業を見ながら勉強もしているそうです。大工さんの手際や建築に関しての知識はとても為になるそうです。

また、お邪魔したお部屋には包丁置きやタブレット置きの木工製品がちらほら・・・。
どれも川崎さんが作られたものばかり!

壁掛けのタブレット置きとかすごく良い・・・作ってもらいたいな・・・なんて思うほどでした。

世にあふれる木製のおもちゃ。 おもちゃ=シンプルな形をイメージしていた私は、この「ヤイロ号」の細やかなデザインに驚き! 木の個性を活かして物づくりをする川崎さんの、木にかける熱い思いを伺うことが出来ました!
GOOD TOY 2020 受賞】インテリアおもちゃ森の原石「ヤイロ号」
GOOD TOY 2020 受賞】インテリアおもちゃ森の原石「ヤイロ号」
【GOOD TOY 2020 受賞】「ヤイロ号」&「ハッピーボックス」
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