こんにちは、四万十ノライターの立岡です。

自分の畑の白菜や大根を放っておきすぎたら、きれいで黄色い菜の花が咲き、春の訪れと同時に自分のズボラさも感じる今日この頃。

冬の間にじっくりとため込んだエネルギーが春にぱっと咲きだすこの季節。
長い準備期間を経て、春に新工場が完成予定の四万十ドラマさんに話を伺いました!

地域づくりの第一人者
畦地履正さん

お話を伺ったのは(株)四万十ドラマの代表取締役 畦地履正さん

何を隠そう、畦地さんは立岡が四万十町に移住するきっかけになった方の一人。

まだ東京にいる時にお会いして、「四万十っておもしろい人がいるんだなぁ」と思ったのもつかの間、その後いくつもの縁が重なって、トントントンと四万十に移住までしてしまいました。

この人懐っこい笑顔に惹きつけられて県内外から働き手が集まってくる四万十ドラマさんの「今」と「これから」についてお聞きしました!

あしもとの見つけ方

2007年に(株)四万十ドラマの代表取締役に就任した畦地さん。

同年に「道の駅四万十とおわ」の運営を開始し、1日1,000台未満の交通量の少ない国道に面しながら、年間1億5千万円を売り上げるほどの施設に育て上げました。

 

「ローテク」「ローカル」「ローインパクト」を合言葉に、地域にあるものを生かしながら四万十川に負担をかけないモノづくりを行う四万十ドラマさん。

地元の人は「なんちゃぁない(たいしたものではない)」と思いがちです。

でも、そんな「あしもと」にある高品質な素材を丁寧に磨き上げ、数々のヒット商品を生み出しています。

「現場にしかわからんことがある。やき、いっつも生産者さんと話をするがよ」

「あしもと」をまわり、生産現場にもよく顔を出す畦地さん

ゆずの収穫風景

にんじん芋の生産者さんと

畦地「お茶は昔から作りゆうけんど、静岡県とかのお茶に混ぜられるお茶やった。でも、話をよくよく聞いてみると手摘み・手刈りで収穫しよったき、古かったり傷んだ茶の葉がまざらんし、おいしいことが分かったがよ」

立岡「私も何回かお茶の収穫させてもらいましたけど、段々畑みたいになってるから大きい機械が入らないんですよね」

畦地「そう。急斜面にお茶の木を植えるきね。やき、水はけもえい。だから四万十町産100%の混ぜられないお茶として売り出したが」

こうして生まれたお茶の商品は緑茶や紅茶を含めて10商品以上がラインナップされています。

以前、取材に伺った際に加工したての新茶を飲ませてもらう機会がありましたが、すっきりとした味わいながらも甘みと旨味を感じるとてもおいしいお茶だったことを思い出しました。

 

畦地「ほんで、忘れたらいかんがは『栗』やね。昔は800トンほど獲れよった栗も一時期は10トンくらいまで落ちちょった。でも、ほかの産地と比べても大きくて甘い栗が育ちやすいのが四万十の栗の特徴やった。」

何と!!この栗過去最高の77グラム!!

立岡「もともと大きくなりやすいんですね。」

畦地「そうながよ。けんど、それだけやといかんき栗の苗1万本植えるプロジェクトをやったり、剪定・選果の規定を作って、栗の生産技術を上げた。ええもん作ってもらったら、それに応じた値段で買わな生産者さんがしんどいき、買取金額も上げた」

そんな「あしもと」にある生産現場の苦労や他愛のない話が、なんちゃないモノを商品へと生まれ変わらせるヒントとなり、消費者にもその背景やストーリーが伝わるのかなと感じました。

 

この地道なあしもとの掘り起こしが少しずつ認められていき、最近では「TBSテレビ 坂上&指原のつぶれない店」でいも焼き菓子「ひがしやま」が紹介され、大変な人気で生産が追い付かない状態とのことです。

「ありがたいことでね。原料の芋が『にんじん芋』という希少な芋で、原料がなかなか手に入らん。でも、一生懸命ええもん作りゆぅき、少しでも早くお届けできるようがんばりゆぅで」

「人が足らんくて、おれも加工に入ったりするがよ(笑)」

忙しい中、加工もするとなると大変なはずですが、畦地さんは笑いながら教えてくれました。

新工場が新たな拠点に!

畦地「テレビで紹介してもらったおかげでネットやお店での販売はええがやけど、加工場が小さくていっぱい作れんかったがよ。」

そう話をしてくれた畦地さんが案内してくれたのが2021年5月に稼働開始予定の「しまんと地栗工場」の建設現場。

これまでの加工場では難しかった製造量、衛生管理・品質管理の課題を解決することができるため、今まで以上に栗や芋、野菜などを仕入れて加工・販売することができるようになります。

導入予定の機械をうれしそうに説明する畦地さん

「でもやっぱり材料になるものがないと商品が作れんき、作り手を増やしていかないかん。栗も増えてきゆうし、芋も栽培面積が3倍になった。やっぱりあしもとが大事やね。」

四万十ドラマさんで扱う商品の原料は基本的には栽培期間中の農薬・化学肥料は不使用のものを使います。
手間はかかるけど、信頼のおける生産者さんが育ててくれたものを契約栽培してもらっています。

新しく工場を作るのも、まわりまわって生産者さんのために。
自分たちで加工ができるからこそ、契約栽培で作ってくれる原料を仕入れることができ、生産者さんの安定した収入につながります。

これからはじまる
「しまんとリバーストア」

畦地さんにこれから取り組んでいくことについて聞いてみました。

畦地「そうやなぁ。今日話したこともまだまだ道の途中やき進めていかないかんけど、あとはノウハウ移転も進めていく予定しちゅう」

立岡「ノウハウ移転ですか?道の駅運営とかのノウハウとか?」

畦地「それもあるけど、あとは商品開発とか地域商社の設立も声かけてもらうことが多いかな」

立岡「それはまた忙しいですね。四万十にいる時間が少なくなりますね(笑)」

畦地「そうながよ(笑)。あと進めていかないかんのは『しまんとリバーストア』やね。四万十町の事業者さんのためにも四万十ドラマもノウハウで全面協力するで」

立岡「ありがとうございます!ぜひ、一緒にがんばりましょう!」

「しまんとリバーストア」は4月10日を「しまんとの日」として、オープン予定のネット販売サイトです。

リバーストアはこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://shimantoriver.com/

四万十町役場にも協力をしてもらい、四万十ノ(株)と(株)四万十ドラマの共同で立ち上げる、四万十町の魅力あふれる産品を扱うサイトです。

四万十町とそこに暮らす人々を守るための取り組みをぜひご支援いただければと思います。

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畦地さん、本日はありがとうございました!(リクエストに応えてもらって栗のマスクでパシャ)

個人的に長いお付き合いなので、改めてインタビューするのは気恥ずかしかったですが、懐かしい話や苦労話に華が咲いて楽しかったです。 しまんとリバーストアを通して一緒に四万十町を盛り上げていけたらと思います!
いも焼き菓子「ひがしやま。」(12枚)
いも焼き菓子「ひがしやま。」(12枚)
しまんと地栗モンブラン(3個入)
しまんと地栗モンブラン(3個入)