こんにちは!リバーノートライターの みもと です。

今年はおよそ1ヶ月早く梅雨入りした高知県ですが、去年から比べると一度に降る量が少ないような気がします。軽く降って止んで、曇って、またざざっと降って止んで。何日おきかに来る貴重な晴れ間に布団を干したり大掃除をして気分を切り替えているところです。

あ、でも個人的に雨が振る前の、ちょっと暗くなってきて風がざあっと吹くのがなんだかわくわくして好きなんですよね。非日常的な。

そんな雨の切れ間の午後に、向かったのはここ!

窪川駅…ではなく、窪川駅の向かいにひっそりとたたずむ、四万十ノ株式会社さん。

本リバーノート立ち上げ当初からお世話になっておりますが、具体的にどんなことをされているのか、詳しく聞く機会がなくお付き合いをさせていただいておりました。

四万十町のふるさと納税に関する業務や、この度新しくオープンしました「しまんとリバーストア(四万十町公式通販サイト)」の管理など四万十町のインターネット販売に携わる業務から、四万十ノさんオリジナル商品のお取り扱いもされています。

よし、この機会にいろいろお聞きしよう!と思い、意を決して赴いた次第です。

地域の生産者と一緒につくること

緊張しながら事務所にお邪魔すると、みなさんお仕事の手をとめて挨拶してくださいました。スタッフさんは現在社長を含む8名だそう。平均年齢は30代と働き盛り。活気がありますね!

四万十ノ株式会社社長の岡村厚志さんと奥様である理佳さん。

社長である厚志さんは、個人で不動産業務も兼務されており、普段は事務所で朝早くからお仕事に専念されているんだとか。

理佳さんは窪川駅に隣接するお店「しまんとえきめしFORM」を営業されており、事務所には日中いらっしゃらないとのことです。朝は事務所に寄って打ち合わせをして、そのあとお店へ移動して…という毎日だそう。お二人とも兼務されているので、よりお忙しいですね…!

そんな社長ご夫妻に、四万十ノ株式会社に対する想いを伺いました。

—四万十ノ株式会社が設立されたのは、2012年。今年で9年目を迎えます。元々は、どのような想いがあって立ち上げられたのでしょうか。

「四万十町の小さい生産者さんが、一緒になって全国に商品を販売できたら、という想いがあったからやね。当時集まったのは、デュロック、満州軒など地元の有志たち。当時会社設立なんて知識がなかった自分を支えてくれたのは、生産者のみなさんやった。」

当時、独学でがむしゃらに勉強した厚志さんは、ある大手デパートの催事販売での営業を皮切りに、「四万十ノ」としての販売活動を少しずつ広めてきました。
創立当初にお世話になった生産者さん:四万十ノさんHP参照

—いつから、経営者になりたいと思われていたのでしょうか。

「小学校のときから。」

—えっそんな小さいときから…!それはまたどうしてでしょうか。地域のためにとか…ですか?

「地域のため…とかは考えてなかったけど、社長になりたかった。」

なんと小学生のときから社長志望だった厚志さんは、バイクが好きだった中学時代は自転車屋さん、高校生になってからは車屋さん、社会人になってから不動産…と、経営の夢を膨らませてきたんだそうです。

さらに高校を卒業し、地元の商工会青年部に所属されたことで、多くの事業者とつながり、今の会社設立に大きく影響したのですね。

—四万十ノという名前は、どのようにして思いついたのでしょうか。

「四万十の自然、四万十の食、四万十の◯◯というように、”四万十の”の先がつながるように。」

なるほど、デザインに関しても高知出身であるデザイナーさんに監修をお願いされたそうですが、まさに厚志さんの四万十への熱い想いにぴったりなんですよね。

「ノ」で終わるなんて斬新だなぁと思っていたのですが、改めて商品をみてみるとなんにでも活用できる、とっても洗練されたロゴですね!

厚志さんには最初にお会いしたときからなんだか寡黙で、ファッションも決まっていて、敷居の高いかっこよさを感じておりましたが、インタビューをしていると端々に出てくる「カッコイイから」という言葉。実は「カッコイイ」ことに憧れを持ち、自ら「カッコイイ」を目指しておられるそう!…一気に親近感が湧きましたね!

そんな厚志さんは、スタッフのみなさんからも「お父さん」のように温かな存在として親しまれているそうです。スタッフさんの評価を聞いている時の厚志さんの照れ臭そうな顔をみていると、一気に人間味を感じて緊張がほぐれました。

地域のためにできること

先ほど少しだけ触れましたが、岡村ご夫妻は四万十町では珍しいカウンター形式のお店も経営されております。町の人々には「唐揚げが絶品!」という声が多く、私もにんにくの香る柔らかい唐揚げのファンのひとりです。

唐揚げに使用する鶏肉や付け合わせのお野菜も四万十町産にこだわっておられるとのこと。

いつも唐揚げしか頭になかったのですが、なんと四万十うなぎもお取り扱いされております。

ちょっとおやつの時間にしては遅いし、夕ごはん前なので唐揚げは遠慮しておこうと思ったのですが、いただいてしまいましたジンジャーエール。(本当は唐揚げも。)

農薬・化学肥料不使用の四万十町産生姜を使用したジンジャーエールは、生姜の薄切りがまるまる入っているんですが、すっきりとして嫌な辛味が全くないんです!

どうしてなのかを聞いてみますと、ジンジャーシロップの生姜を提供してもらっている生姜農家さんは1軒だけにしていて、この農薬・化学肥料不使用の生姜だからこそ、”自然の色”が出るんですって。作るたびに色が変わることも、手を加えた自然の生姜だからこそ。

なるほど、多くの生産者さんから慕われている四万十ノ株式会社ですが、大事なのはこういう視点ですよね。生産者さんの品物の”良いところ”に気づいてそこを売りにしていくということ。

お二人の生産者さんへの想いが、またここでしっかりと伝わってきました。

▽しまんとえきめしFORM
https://localplace.jp/t200463898/

カウンターでパシャリの厚志さん。「雰囲気合っていますね〜。今でも全然カッコイイ!」

ってはしゃいておりますと、「いやまだまだや。照」だそうです。

朝早くに出社する厚志さんと、夜遅くまでお店を営業する理佳さんは、ご夫妻でも家でゆっくり話をする時間がなかなかないとのこと。

お店がお休みでも、事務所があるのでなかなか休めないですね…と控えめに笑う理佳さん。それでもどこか楽しそうで、そっと厚志さんの発言を見守る様子は、なんだか凛としていて、女性として輝いて見えました。理佳さんも素敵なんです。

「地域の人たち、町のためにあり続けたい。」

今は四万十町の公式通販サイトである「リバーストア」を軌道に乗せることを最優先の目標とされていますが、常に会社のことよりも地域のことを優先したい。まずは生産者さんが元気でいてほしい。という地域に根ざした熱い想いが、「四万十ノ」にはありました。

個人的に四万十ノさんのアイスやシロップがどのように作られているのか興味があります。 製造部門は理佳さんが専門でされているとのこと。リバーストアが軌道に乗ったら、製造部門に力を入れるそうなので、そのときはまた取材に伺いたい!
四万十ノ ジンジャーシロップ150ml
四万十ノ ジンジャーシロップ150ml
四万十ノ 純米大吟醸 火入れ 720ml
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四万十町産生姜のジンジャーシロップ
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南国高知のご当地スイーツ!プレミアムアイスクリン6個セット
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